Restaurant Ledoyen, Paris (Review in Japanese)

Posted: March 25, 2011 in michelin star restaurant
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2011年3月24日(木)12:30、パリのミシュラン3つ星レストラン「ルドワイヤン」にてランチ。

店データ:伝統と現代風をミックスさせた高級フランス料理。

      (住所)1 Avenue Dutuit, Carré des Champs Elyseesパリ第8区

          メトロ;Champs Elysees-Clemenceau

      (電話)+33 01 53 05 10 01

料理の評価:8ポイント/10 (このランチにおいてはデザートのポイントが高かった)

サービス:10ポイント/10 (文句なし!)

Tartare de dorade à la tahitienne(平鯛のタルタルタヒチ風):期待通りの素材の質の良さ(ソースの上に添えられた薄切りのホタテも含め、魚介は極上の鮮度)、素材の味を生かした完璧なバランスの味付けだ。いいタルタルだが、このレベルの視点から言わせると、意外な香りとの組み合わせなど、もう少し独創性があればより一層抜きでたものになると思われる。下に敷かれたアップル・レモンのジュレは効いているが、それでもなお「歩行者」の一品に納まっている。(評価:7.5/10)

Jardins de légumes vert à l’émulsion de radis(緑の野菜の庭、ラディッシュのエミュルション)エンドウ(最高種)、グリーンピース(高品種)、オニオン、ドライトマトにラディッシュのソースをあしらったサラダ。かわいらしい盛り付け。この一品もまた「楽しめる」ものだが、私がこのレベルの料理に求めるものではなかった。誤解を招くようであるが、私はここに「花火の炸裂」を求めているわけではない。ただ、少し上の段階の「冒険」がもたらす味覚の楽しみを期待しているのだ。(評価:7/10)


Sole de petite cotière étuvée de petit pois(舌鮃の小さな丘、グリーンピースの蒸し煮)舌鮃はチューブのように盛り付けられており完璧な美しさであった。実に美味で、魚のしっとりした食感は完璧。言うまでもなく、神秘的な調理技術が施されているに違いない。緑色のロールには、グリーンピースのクリームとトリュフのソースが詰められており、そのソースが何とも良い燻製された香りを残していて、とても気に入った。満足。(評価:8/10)

Grosses langoustines Bretonnes, émulsion d’agrumes(ブルターニュの大ヨーロッパアカザエビ 柑橘のエミュルション)シェフ・クリスティアンレスクールはこの一皿に中東の風を吹き込んだ。ロブスターのミンチをカデフ(バーミセリに似た細いパスタの様なもの)でボール状に包み揚げたものをラングスティーヌの上に添えていた。柑橘果汁とオリーブオイルベースのエミュルションに関しては実に上手く計算されていた。(ラングスティーヌの味を生かす軽い味でありなおかつそのソース自体を楽しむ要素も加えられていた)しかし、口の中である程度味わっていると、それは驚くほど微々たるものになってしまうのだ。(何らかのパンチが必要)アイデアは良いと思う。柑橘の香りの乳化物はごく自然にロブスターに合うからである。私はもっと優れたバリエーション(香りに富んでいる)を味わったことがあるが、彼の一品も良いものと言えるだろう。(ロブスターは上手く調理されていた+カダフを添えた取り組みとアイデアはボーナスポイントに値する)(評価:7.5/10)

Toasts Brules d’Anguille(焦がしトーストウナギ載せ)紫色のトッピングはウナギをグレープジュースとワインで煮詰めたものだ。創造性、アイデア、遊び心は満点、味覚は8ポイントというところだろう(味、というよりは見る楽しみの方が強かったが、それでもうまい、とても工夫された一品といえる)。一緒に添えられていたものは“creme de raifort”が詰められたキューブ状のポテトだ。まあまあな一品。

Fraise “guariguette” parfumées coriandre/hibiscus(ガリゲットイチゴ、コリアンダーとハイビスカスの香り):完璧なデザート。卓越した味わいと独創性溢れる盛り付け。私が求め続けていた味わい(究極に完成された-もしくはその逆ともいえるであろう-風味、食感、おいしさ)が遂にこの最高デザートによって解き放たれたのである。(評価:満点)

サービス

メートル・ドゥベルトランド・パニェ社交氏は的なジェントルマンであり、プロフェッショナルかつ面倒見が良い。この男は「サービス精神」とは何かを知っており、そして彼の気さくさ(彼は世界中を旅しており、今は無きバンクーバーの「ブルッズ」等のトップクラスのレストランで働いてきた)は清々しいものであった。サービス全体において高級レストランに期待すべきレベルに値すると言えるであろう。丁寧できめ細やか。


まとめ

勿論、この食事においてのこの評価は三ツ星レベルに期待するものではない。しかしながら88ユーロ(ランチメニュー)という値段、そして完璧なサービスとすべての客に対する待遇の良さから私は強くルドワイヤンをお勧めする。本当に心地良かった場所だったので、取りあえず私がこのランチにおいてデザート(ある程度、“toast brulé”も含める)以外で感じた、味覚の物足りなさは良しとすることにする。彼らのランチメニュー(88ユーロ)は、パリにおいて3ツ星料理をお手頃な値段で楽しむのに理想的なものであろう。

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